悩む看護師
- 仕事はきらいじゃないけど、もっと自分の時間もほしい。
- 師長や先輩とも合わないし、インシデント作成もムリ!
- 看護師だけど、もっとゆるく働ける場所ないかな…?
みちるん
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急変する患者さんやギスギスした人間関係に囲まれしまうと「今の職場じゃなくてもっとのんびり働きたい」と思ってしまうこともありますよね。結論から言うと、我慢して身体を壊してしまう前にゆるく働ける職場や働き方に変えることが最善策です。
実はわたしも急性期病棟にいた頃は、今の職場よりも楽な職場を…と考えていても休みも取れないし、休みの日は休みの日で疲れて寝てしまうことが多く、職場探しも難航していました。
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この記事では、心が折れそうで今よりも「ゆるく働きたい」看護師さんに向けて、ゆるく働ける職場や働き方について解説していきます。ゆるく働く際の注意点や探し方についてもあわせて解説しています。
1分で分かるこの記事のまとめ
自分との折り合いをつけて、ゆるっと看護師を続けよう!
今の職場で消耗してしまう前に自分のしたいことをしつつ、ゆるく働きたい方やもっと自分や家庭に時間を使いたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。もし、ゆるく働ける仕事以外に看護師がのんびり働ける職場についても確認しておきたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
≫看護師だってのんびり働きたい!のんびり働ける職場10選と働き方
この記事を書いている人
みちるん
- 看護師歴:15年(付属大から大学病院に入職)
- 看護師経験:急性2年→慢性3年→外来3年→訪看3年→特養2年
- ブランク:出産&育児で3年半ほど
- 転職歴:7回(利用したサイトは2ケタのベテラン)
- 神奈川県在住、2児の母
目次
ゆるく働きたい看護師の職場とは?特徴的な「5ない」を解説
ゆるく働きたいと考える看護師のゆるく働ける職場の前提条件をいったん整理しておきましょう。
- 長時間勤務がないこと
- ギスギスした人間関係がないこと
- 就業規則が厳しくないこと
- 仕事内容が難しくないこと
- 患者さんの重症度が高くないこと
ゆるく働きたい看護師におすすめな職場を端的に言えば、看護師資格を生かしつつ自由度の高い職場という観点で見ていけば、ゆるく働ける職場は意外に早く見つけられます。
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特徴1. 長時間勤務がないこと
今の職場よりもゆるく働くためには、長時間勤務がないことが挙げられます。代表的な例として、以下の3つは誰しも経験があることでしょう。
看護師として、職務上の役割を果たすのはもちろんのことですが、何も長時間勤務をしなくても看護師の役目は果たせますよね。ましてや、自分自身の体力を削ってまで長時間勤務をしても手当くらいしかつきません。まさに命をお金に変える行為といえますね。長時間の残業手当や夜勤手当などで他の看護師よりも稼いで洋服や趣味に使いたいといった人もいるので、長時間勤務が悪とは言いません。
しかし、長時間勤務をして貴重な自分の時間を職場に捧げるよりも自分や大切な人のために使う方がより人生が豊かなものになると言えるのではないでしょうか。例えば、プライベートな時間を費やして勤務するよりも子どもや恋人と過ごす時間の方が大切で有意義と言えますし、趣味やプライベートを優先させたい人も少なくありません。
そもそも収入がなかったら・・・といった反対意見もありますが、看護師の多くは『望まない長時間勤務』が常態化している事実を鑑みてからも長時間勤務はあるよりはない方が望ましいといえるでしょう。(長時間勤務してでも他の人より良い収入を得たい看護師さんは、積極的に長時間勤務を励行してください)
特徴2. ギスギスした人間関係がないこと
今の職場よりもゆるく働くためには、ギスギスした人間関係がないことが挙げられます。代表的な例として、以下の3人物はどの職場にでもいるのではないでしょうか。
- 独断と偏見だけで物事を判断する師長
- 重箱の隅をつつく指摘ばかりのお局
- 干渉ばかりで助けてくれない先輩看護師
ゆるく働きたい職場の特徴として、本来であれば「良好な人間関係」を挙げるべきでしたが、看護師仲間に聞いてみても良好な人間関係が構築されている職場はほぼ皆無。人によって良好な人間関係の定義や受け止め方もさまざまです。老婆心からアドバイスしている(はず)のお局は、老害と嫌味が半端ないお局と見えるでしょうし、アレコレ手助けしてくれる(はず)の先輩は、やたらと干渉が多い先輩と受け取ってしまう人も少なくありません。
仮に(古株の人が感じる)良好な人間関係が築かれている職場は、あとから入職してくる身としては肩身の狭い思いをすることもあるため、良好な人間関係が築かれている職場が絶対的な正解ではありません。とはいえ、ゆるく働くためには劣悪な人間関係ないまたは平均的な人間関係が構築されている職場であれば、入職後に良好な人間関係を築くことも可能です。
ゆるく働きたい人が重視すべき職場の人間関係は、ギスギスした人間関係がない職場であれば、ひとまず問題ないといえるでしょう。
特徴3. 就業規則が厳しくないこと
今の職場よりもゆるく働くためには、下記のようなガチガチに固められたものではなく、就業規則がそこまで厳しくないことが挙げられます。
- 夜勤は原則3交替のみ
- 髪型はお団子かショート
- 髪色はカラースケール4~7番
- ピアス、ネイル禁止
- すべての副業禁止
就業規則が厳しい職場の場合、できることよりもできないことが多く、働く側の自由度が低くストレスを感じるほど。もはや女を捨てて、性別:看護師を名乗ったほうが早いのではないかと思ってしまうほど。働き方改革以降、世間的には副業や兼業が推奨され始め、看護師の業界においても一部のクリニックや病院でも「副業OK」とされ始めたり、就業規則が見直されたり緩和化の兆しが見え始めています。
参考:副業・兼業の促進に関するガイドライン(厚生労働省)
就業規則が厳しくない職場は、派手な髪色でなければ9番くらいまでの染髪やインナーカラーOKなところも多く、ピアスやネイルもドぎついものでなければ問題ないことがほとんど。美容クリニックなどは、看護師としての身だしなみよりも女性としての身だしなみを重視されるといった意味でゆるく働ける職場といえるでしょう。
特徴4. 仕事内容が難しくないこと
今の職場よりもゆるく働くためには、仕事内容がそこまで難しくないことが挙げられます。
- 新しい抗がん剤や新しい医療知識
- VADや専門機材の取り扱い
- 急変や急患の受け入れ対応
急性期病棟やICU・オペ看などは、覚えることが多くやりがいもある反面、とにかく時間がないことがほとんど。勉強時間や患者さんの対応で心休まる暇もなく、多くの看護師は体力面や精神面に不安を感じ、長続きしません。先端医療やチーム医療で患者さんの命を救いたいと志高い看護師は、積極的に難易度の高い業務につくことをおすすめします。
一方で自分や自分の大切な人に時間を使いたいと考えている看護師は、難しい仕事内容を含む職場よりもVS測定や採血・問診といった基本技術や看護スキルで対応できる職場の方が有意義にゆるく働ける職場といえるでしょう。
特徴5. 患者さんの重症度が高くないこと
今の職場よりもゆるく働くためには、患者さんの重症度が高くないことが挙げられます。
- 容態急変のおそれが少ない
- 出血や発熱が少ない
- 脳や呼吸器、消化器官以外の傷病
重症度が高い患者さんの場合は、容態の急変リスクが高く、医師や看護師たちは常に臨戦態勢で気を抜けません。加えて、予断を許さない状態のことがほとんどで、ミスや気の緩みが許されない緊張感の中で働くのは、想像以上に体力やメンタルを削られます。
一方で重症度が高くない患者さんの場合、ミスは許されませんが気持ちや時間・体力に余裕を持って働けることがほとんど。自分自身の気持ちや時間に余裕があると仕事とプライベートのメリハリもつけやすく、ゆるく働ける職場といえるでしょう。
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みちるん
続いては、実際に看護師がゆるく働ける職場の具体例について見ていきましょう。
ゆるく働きたい看護師におすすめの職場
職場によって多少の誤差は生じますが、ゆるく働ける職場は病院以外の施設の中から選ぶのがおすすめです。
- コールセンター
- 美容クリニック
- 慢性期病院
- 回リハ病院
- デイサービス
- 訪問看護
- 検診センター
- 企業看護師
- 保育園看護師
- 派遣ナース
ゆるく働ける仕事以外に看護師がのんびり働ける職場についても確認しておきたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
≫看護師だってのんびり働きたい!のんびり働ける職場10選と働き方
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ゆるく働ける職場1. コールセンター
- 残業がなく時間で区切りよく働ける
- 体力的にかなり余裕を持って働ける
- 仕事量に対して収入が良い
- 精神的疲労度が高い
- 罵声を浴びせられることもある
- コロナ関連は想像以上に大変
コールセンターは、企業や製薬会社などに勤務し、健康相談や問合せしてきた方にアドバイスなどを行うものです。おもな業務は、電話応対がほとんど。勤務先の対応業務によって、対応内容や相談内容は異なりますが、介助や看護業務に疲れたけど、看護師の知見を活かしたい人におすすめの働き方です。
ただし、コールセンターの求人の多くはコロナ関係の内容が大半。切羽詰まって電話してきた方に暴言をはかれたりすることもあるため、人の言葉を真に受けやすい人や傷つきやすい人は不向き。出勤が不要でリモートワークもできる職場もあり、業務内容に対して収入面は魅力的なため、転職前に勤務先の業務内容はしっかりとチェックしておく必要があります。
ゆるく働ける職場2. 美容クリニック
- 残業がなく時間で区切りよく働ける
- 体力的負担が軽く余裕を持って働ける
- 仕事量に対して収入が良い
- 精神的疲労度は高い
- 臨床経験に計算されない
- 営業ノルマが地味に辛い
美容クリニックは、おもに美容外科と美容皮膚科の2つがあり、プチ整形やシミ・シワ取りなどの医療美容がメジャーになり、若い人から壮年代まで幅広い人気を集めています。おもな業務内容は、来院されるお客様の予約管理や応対・施術補助がほとんど。人気の美容クリニックほど多忙なイメージはありますが、基本的に予約制のため時間に余裕をもって働くことができます。
ただし、来院される人は患者さんではなく悩みを抱えたお客様。相手への伝わり方がまずかったりすると大きなクレームに発展することもあるため、相手からどう見えるか?を意識した言動や立ち居振る舞いに日頃から鍛錬が求められることも…。業務内容に対して収入面は魅力的なため、転職前に勤務先の業務内容はしっかりとチェックしておく必要があります。
ゆるく働ける職場3. 慢性期(療養型)病院
- 患者さんとじっくり向き合って働ける
- 急変がなく余裕を持って働ける
- 残業も少なく予定が立てやすい
- アセスメント力が必要
- 人と接するのが苦手だと辛い
- 職場によって人間関係が辛い
慢性期(療養型)病院は、急性期・回リハを経た患者さんが急変悪化を予防しながら、病気と付き合っていくサポートを行うものです。おもな業務内容は、患者さんの基本的な看護がメイン。入院されている患者さんは、ときに数年単位にもおよぶ長期的な入院となるため、容体の急変も少なく、しっかりと患者さんと向き合いながらのんびり働きたい方におすすめの働き方です。
ただし、しっかりと患者さんと向き合うことは、一定水準以上のアセスメント力やコミュニケーション能力がないと変化に乏しく退屈な仕事になりかねません。ご高齢の方が多く入院されているため、高齢者が苦手な方は同じくのんびり働ける回リハ病院を選ぶと良いでしょう。
ゆるく働ける職場4. 回リハ病院(回復期リハビリテーション病院)
- 医療行為が少なくのんびり働ける
- 人間関係が良好な職場が多い
- 経過を見れてやりがいを感じる
- アセスメント力が必要
- 大変な患者さんを受け持つと大変
- 基本看護スキル以外は、ほぼ学べない
回復期リハビリテーション病院は、大きな事故やケガをされた患者さんが元の生活に戻るリハビリをするための病院です。おもな業務内容は、慢性期と同様に患者さんの基本的な看護がメイン。入院されている患者さんは、長期的な入院となるため、しっかりと患者さんと向き合いながらのんびり働きたい方におすすめの働き方です。
ただし、慢性期と同様に一定水準以上のアセスメント力やコミュニケーション能力がないと変化に乏しく退屈な仕事になりかねません。作業療法士や理学療法士との連携も必要になるため、病院内の人間関係が良好なものかをあらかじめ確認しておくことが必要といえるでしょう。
ゆるく働ける職場5. デイサービス・デイケア
- 高い看護スキルが要求されない
- ルーティンワークがほとんど
- 介護士や夜勤専従もいるため安心
- 施設によって忙しさが異なる
- 体力がないと辛いだけ
- 空き時間の活用が大切
デイサービスは、高齢入居者を介護ケアする施設のため、高い医療スキルは要求されません。おもな業務は、入居者さんの健康管理(服薬・投薬・バイタルチェック)やリハビリ支援がほとんど。特養は生涯、老健は3ヶ月と入所期間に違いはあるものの、体力勝負になりがちな高齢者看護に抵抗がない人におすすめの施設です。
ただし、有料老人ホームによっては介護士の人数が不足している施設も多く、看護師といえども体力勝負になりがち。身体介助に不安のある人が転職すると「前の職場の方がマシだった…」なんてことにもなりかねないので、転職先の介護士や夜勤専従看護師の人数などを予め確認しておく必要があります。
ゆるく働ける職場6. 訪問看護(プライベートナース)
- 1対1でマイペースに働ける
- 自分なりの看護が実現させやすい
- プライベートと両立しやすい
- 3~5年以上の看護師経験が必要
- 想像以上に体力を消耗する
- 患者さん次第で大変さが異なる
訪問看護は、『訪問介護』と誤認識されやすいですが在宅医療の支援を行うものです。おもな業務は、担当医師の指示書に従い、基本的なバイタルチェックから患者さんに合わせた医療処置や関係各所への調整から書類作成までと多岐にわたります。患者さんの容態や担当医の指示書によって、対応内容は異なりますが、じっくりと患者さんと向き合いたい人におすすめの働き方です。
ただし、訪看センターによっては一定水準以上の実務経験が必要だったり、ご家族とうまく関係性が築けないと担当替えなどの憂き目に合うことも少なくありません。訪看センターごとに入職研修を実施している会社もあるため、転職前に職場見学や利用者の口コミなどをチェックしておく必要があります。
ゆるく働ける職場7. 検診センター(健康診断)
- 基本的に平日日勤のみ
- 健康な人が多くラク
- プライベートと両立しやすい
- 求人倍率が高く激戦
- 対応次第でクレームになりやすい
- 採血や機械操作が苦手だとつらい
検診センターは、健康診断や人間ドックなどを行う施設のため、基本的な看護スキルを習得していれば問題なく働ける施設です。おもな業務は、分業制の施設は同じ作業のみ担当、受持制の施設は患者1人を担当し、健康診断や人間ドックに必要な各種検査や測定を行います。施設によっては、分業制・受持制の違いはあるものの、高い医療スキルを要求されずにのんびり働きたい人におすすめの施設です。
ただし、検診センターには比較的、健康な方が来所されるケースが多く、看護師の対応いかんでは、クレームに発展することも少なくありません。加えて、検診センターの看護師募集は、求人倍率が高く狭き門になりがちなので、検診センターに転職したい人は、常日頃から求人情報をチェックしておく必要があります。
ゆるく働ける職場8. 企業看護師(産業看護師)
- 休みがしっかり取れる(週休2日)
- 医療行為が少ない
- 少人数で精神的にラク
- 書類作成などの事務スキル必須
- 看護師スキルがほぼ衰える
- 医療スキル以外の能力が求められる
企業看護師(産業看護師)は、医療機関とは異なる企業に務めるため、一般的な看護スキルや医療スキルは要求されませんが看護師としての資格や知見が求められる仕事です。おもな業務内容は、一般企業の医務室で健康診断や保健指導を行うものから、製薬会社の治験コーディネーターとして働くなどさまざま。看護業務に疲れてしまったけど、看護師としての知見を活かしたい人におすすめの働き方です。
ただし、看護師として働いていたときと異なり、書類作成などの事務スキルは必須。ときに営業スキルやプレゼンテーション能力も求められることがあるため、そもそも企業勤めが合わない恐れもあります。看護師業界から一歩踏み出すには、客観的なアドバイザーとして転職エージェントの力を借り、看護師以外の面の適性や自己分析が必要といえるでしょう。
治験コーディネーター(CRC)に特化した転職サイトは、以下のサイトを参考にしてください。
≫治験コーディネーターの求人・転職支援サービスのCRCJOB
ゆるく働ける職場9. 保育園看護師
- 基本的に平日日勤のみ
- 残業や雑務がほとんどない
- プライベートと両立しやすい
- 園内管理を1人でするので大変
- 求人が少ない
- 閉園リスクが高め
保育園は、0歳~小学校入学前までの幼児を養育する施設のため、高い医療スキルは要求されません。おもな業務は、幼児および職員の健康管理や園内の衛生管理がほとんど。保育園によっては、認可・認可外の違いはあるものの、小児科病棟にいた人や子供好きな人におすすめの施設です。
ただし、保育園看護師は施設に1人しかいないことがほとんど。つまり、自分ひとりで園内の保健業務や衛生管理をする必要があるので、主体的に動けないと厳しいことも…。コロナ禍の昨今、クラスター発生によって自宅待機や保育園が閉園するリスクがあるため、転職前に保育園の評判などを予め確認しておく必要があります。
ゆるく働ける職場10. 派遣ナース(派遣看護師)
- 基本的に難しい業務がない
- 残業や雑務がほとんどない
- 普段と異なる環境で働ける
- 気に入った職場でも長く働けない
- 社会的信用度が低くなる
- 収入が低くなる
派遣ナースは、決まった期間(3ヶ月~6ヶ月)を派遣先の医療機関で働くというもの。おもな業務内容は、派遣先の医療機関によって異なりますが、基本的な看護スキル+αで問題ないことがほとんどのため、病棟勤務に疲れた看護師や固定的な人間関係が苦手な看護師に人気の働き方です。
ただし、派遣先のリサーチが甘いと僻地に行くことになったり、苦手な職場環境で働かなくてはならないため、事前のリサーチは必須といっても良いでしょう。基本的に派遣ナースは臨床経験が3年~5年以上必要な案件が多く、中には臨床経験1年程度でも問題ない案件もあります。派遣会社の営業力次第で独自の好条件な案件も多く見つかるため、派遣会社に複数登録して「より自分に合った派遣会社」を比較することが必要といえるでしょう。
派遣ナースと似た働き方として応援ナースも近年、注目を集めています。応援ナースと派遣ナースの違いや働き方については、以下の記事で詳しく解説しています。関心があれば、あわせて参考にしてください。
≫【徹底比較】応援ナースと派遣ナースの違いを体験者がやさしく解説
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みちるん
続いては、看護師がゆるく働きたい理由についてみていきましょう。
看護師がゆるく働きたい3つの理由
看護師がゆるく働きたいと考えるおもな理由は以下の3つに要約されます。
- 職場や業務がつらい
- 体力や精神的につらい
- プライベートを充実させたい
キャリア志向やもっと稼ぎたいと考えている看護師には無縁な理由ですが、ゆるく働きたい看護師がきっかけとなる理由は上記のいずれかまたはそれぞれが含まれていることがほとんど。それぞれの内容についてみていきましょう。
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理由1. 職場や業務がつらい
看護師をしていると職場や業務がつらいと感じることは、一度や二度だけではありません。
- 職場の人間関係がつらい
- 患者さんの看取りがつらい
- 労働環境が改善されず、つらい
職場によって異なりますが、急性期病棟や大学病院などの比較的病床数が多い職場の場合、たくさんの医療スタッフ(医師や看護師など)や患者さんと接する機会が多く、人間関係に悩みがちになります。患者さんの容態が急変してそのままお看取りをすることも少なくありません。経験の豊富な看護師であってもお看取りに居合わせた直後は、自分の心が折れてしまいそうになります。
命と直面した現場であるからこそ、看護師はミスや油断を許されず厳しくあたってしまいがちです。経験の浅い看護師ほど、自分の中で上手く気持ちの整理や対処ができず、つらいと感じるようになり「こんなことならもっとゆるく働きたい」と考えるようになります。
職場や業務がつらいと思いつめないためにも、なるべくゆるく働ける環境に身をおくことが自分自身を守るためにも必要といえるでしょう。
職場の人間関係が辛くて人と関わりたくないと感じている看護師は、下記の『看護師が人と関わらない仕事』にて、人と関わらない働き方の詳しい内容について解説しています。関心があれば、参考にしてください。
≫【人間関係がムリ】看護師が人と関わらないおすすめの仕事15選
理由2. 体力や精神的につらい
看護師の仕事は、一般的な仕事と比較しても激務といわれるほど。看護師の仕事を続けていくうちに体力や精神的につらく感じることも少なくありません。
- 夜勤の人が少なく、体力的につらい
- 人間関係が劣悪すぎて、精神的につらい
- 年齢を重ねてきて、仕事が体力的につらい
医療の現場は、さまざまな症状の患者さんを24時間体制で看護する特殊な職場。ちょっとしたミスや気の緩みも許されないため、一日の業務が終わる頃には、身も心も疲れ果ててしまい『どこでもドア』を使ってベッドに直行したくなるほど。
看護師も人間である以上、年を取ります。新人看護師の頃は持ち前の若さで乗り切れていましたが、病院や看護師の仕事に慣れてくるにつれて技術や経験でカバーできるようになってきた反面、以前ほど無理がきかなくなり「体力的にきつくなってきたし、ゆるく働きたい」と考えるようになります。体力や精神的なつらさに抵抗するためにもジム通いを始める看護師も少なくありませんが、自分の体力に合わせてゆるく働ける場所を探すことも必要といえるでしょう。
お看取りや急変が怖くて命と関わりたくないと考えている看護師は、下記の『看護師が命と関わらない仕事』にて、命と関わらない働き方の詳しい内容について解説しています。関心があれば、参考にしてください。
≫【お看取り・急変がつらい】看護師でも命と関わらない仕事10選
理由3. プライベートを充実させたい
看護師も人の子。ライフステージの変化とともに仕事漬けの生活からプライベートを充実させたいと考える人も少なくありません。
- 自分の趣味や旅行に時間を使いたい
- 親の介護で自分の時間を増やしたい
- 子どもと過ごす時間を増やしたい
急性期病棟や専門知識を必要とする職場で働いていると家に帰っても仕事の勉強をしなくてはならず、疲れて寝るだけという人も…。休日も委員会活動や勉強会で自分のプライベートもあってないようなものです。しかし、看護師も年齢を重ねていくにつれてさまざまなライフイベントを控えています。
恐れ多くもわたし自身、新人看護師の頃は「なるべく稼いで早く親を楽にさせたい」なんて今思うと青臭くも熱い思いで仕事に励んでいました。しかし、度重なる失敗の連続でその熱い思いはどこへやら、「とにかく失敗しないように」と萎縮して仕事をなんとか続けている状態に…。
そんなわたしでも好きな人ができ、結婚して子育てを経験すると今度は「フルタイムで仕事と子育てはムリだ。せめて、子どもと一緒に過ごす時間がほしい」と考えるようになりました。
わたし以外にもライフステージの変化や加齢などのさまざまな要因で、恋人や家族、趣味の時間を確保したいと考える人は少なくありません。『仕事だけの生活』よりもプライベートを充実させるためにも時間的な余裕を確保できてゆるく働ける仕事を探すことも必要といえるでしょう。
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次にゆるく働く際の注意点についてみていきましょう。
ゆるく働きたい看護師の3つの注意点
看護師の働き方を今よりもゆるく働いた場合、以下の点に注意が必要です。
- 給料が安くなり、収入面で不安に感じる。
- 単調な業務にやりがいを感じられなくなる。
- 知識やスキルを向上させる機会が少なくなる。
ゆるく働きたいとせっかく転職しても実際に働き始めてみて「思っていたのと違っていた」ということがないようにするためにも注意点をしっかりとおさえておきましょう。
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注意点1. 給料が安くなり、収入面で不安に感じる
ゆるく働く上でしっかりとおさえておきたいのが、給料が安くなり収入面で不安に感じること。
- 日勤のみの働き方にしたら夜勤手当がつかなくなった。
- 派遣ナースで働くようになり、給料が3割減になった。
- 夫の扶養内で働くようにしたら、好きなものが買えなくなった。
これまでに常勤でバリバリ働いていた頃と比較するとゆるく働くようになり、時間に余裕がもてるようになった反面、給料が激減し「ゆるく働けるようになったけど、常勤のときのほうが良かったかも…」などと、明らかな収入減に不安を感じる看護師も少なくありません。
夜勤が苦でない人は、夜勤専従看護師に徹するのも一つの手ですし、看護師専門の転職エージェントを利用して、事前に給与交渉をしてもらうなどの対策や確保できる時間の余裕と収入をあらかじめしっかりと確認しておくことが必要といえるでしょう。
注意点2. 単調な業務にやりがいを感じられなくなる
ゆるく働く場合、常勤でバリバリ働いていたときと異なり、単調な業務にやりがいを感じられなくなることがあります。
- 毎日が単調すぎて、余計なことまで考えるようになってしまった。
- 退屈すぎて、他の看護師のアラばかりが目立つようになった。
- 自分がしたい看護と現実のギャップに悩むようになってしまった。
ICUやオペ看で常に命と隣り合わせの緊張感の中で働いていた看護師は、外来や慢性期の時短勤務で働くようになり、単調な業務を退屈と感じるようになり「自分の理想と現実がかけ離れすぎて、自分の存在価値が見いだせなくなった」などと、人生の迷路に迷いがちになります。
自分が何を優先するために「ゆるく働くのか」と根本的な理由を再考してみたり、単調な業務の中であっても小さな変化に気づける力を養ったり、今の環境でできることに挑戦するなど、ゆるく働くにもモチベーションを保つ工夫が必要といえるでしょう。
注意点3. 知識やスキルを向上させる機会が少なくなる
ゆるく働く場合、常勤でバリバリ働いていたときと異なり、知識やスキルを向上させる機会が少なくなることがあります。
- ルーティンワークすぎて、新しい知識が入ってこなくなった。
- 基礎スキルに慣れ、オペ看の同期と会話が合わなくなった。
- 委員会や勉強会に出なくなり、最近の話題にめっきり疎くなった。
高い医療スキルを必要としないゆるく働ける職場に転職したあと、かつての同期や同僚などと会話する際、同じ看護師なのに全く会話が噛み合わなくなり「看護師としての成長が止まった」と感じることも少なくありません。
別のケースでは、患者さんやご家族からのとっさの質問にパッと答えられなくなることも増えたり、別の機会に大きな病院などに行くと新しい機材などが導入されているのを目にし、疎外感を感じることがあります。
ゆるく働ける環境で疎外感を感じるのも無理はありませんが、最前線を退いた身としてある種の割り切りも必要です。自分と自分の大切な人のためにも心身ともに健全にゆるく働けているイマココに専念しましょう。
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最初のうちは、これまでの環境とのギャップに少なからず違和感をおぼえることもありますが、ゆるく働くための原点に立ち返るといろいろなことに気付かされるので、折に触れて原点回帰をしてみるのがおすすめですよ。
ゆるく働きたい看護師に専門の転職サイトをおすすめする3つの理由
結論から言うとゆるく働きたい看護師は、看護師専門の転職サイトを使うのがおすすめです。おもな理由は、以下の3点が挙げられます。
- 自分で情報収集するのには限界があるから
- 自分のコネやツテに限度があるから
- 自分の時間に限りがあるから
どうしても自分で探さなきゃ気が済まないタイプの人を除いては、素直にプロの手を借りて、転職活動に費やす労力を省エネして、ゆるくサクッと転職するほうがなにより効率的です。
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理由1. 自分で情報収集するのには限界があるから
ゆるく働きたい看護師の職場探しに専門の転職サイトをおすすめする理由は、プロの看護師であっても転職のプロではないから。
- ほかの職場の情報は、交友関係経由がほとんど。
- 主観やフィルターがかかっている意見ばかり。
- そもそも情報収集している時間がない。
他の病院や職場の情報をよく知っている人は、職場に勤めている人か(求人を出していれば)転職サイトの担当者くらい。特に第三者的な視点で見れるのは、転職サイトの担当者くらいしかいません。
職場見学で自分の目で確かめるといった手段もありますが、得られる情報も表面的なものばかりで労力に見合ったものとは言い難いことがほとんど。そもそも、職場見学に行く時間が作れるかどうかも正直、微妙な人が多いのではないでしょうか。
理由2. 自分のコネやツテに限度があるから
ゆるく働きたい看護師の職場探しに専門の転職サイトをおすすめする理由は、自分のツテには限度があるから。
- 同世代の看護師がほとんど。
- 先輩がいても人事権がない。
- 相談を受けているほど余裕がない。
看護学校を卒業してから入職してしばらく経つと現職場の人間関係で交友関係が固定されてくるため、卒業までに培ってきたコネやツテはほとんどなくなります。他の同期の看護師も目の前の業務でグチをこぼすばかりで相談を受けている余裕なんてほとんどありません。
ましてや、友人や知人などのツテを使って入職すると、入職先の職場が合わなかったり聞いていた話と違っていたりしても、安易に退職することができなくなります。たとえ友人であっても他人のツテやコネを使って入職した際、もしものときは紹介者の顔に泥を塗ることにもなるのでおすすめしません。あなたの良好な交友関係を維持する観点からも知人や友人のコネを使うことは、相手にも迷惑がかかるので非推奨といえるでしょう。
理由3. 自分の時間に限りがあるから
ゆるく働きたい看護師の職場探しに専門の転職サイトをおすすめする理由は、自分の時間には限りがあるから。
- そもそも転職はかなりのエネルギーが必要。
- 仕事をしながら転職先を見つける時間がない。
- 先走って辞めると生活が立ち行かなくなる。
休職中やフリーの人を除いてほとんどの人は、働きながら自分が納得いく職場や条件を見つけるのは容易いことではありません。疲れ切った状態で転職先を探しても正常な判断もできませんし、そもそも休息を取ることが先決だという人が多いのではないでしょうか。
わたし自身、「自分の納得のいく職場を探したい!」と半年近く転職活動していましたがなかなか良い職場が見つからず、減っていく通帳を見るたびにだんだんと不安を覚えあれだけ快適と思っていた無職の時間も苦痛に感じてきました。
そんな折、看護学校時代の友人から「”看護のお仕事”とか看護師専用の転職サイトを使ったほうが早いよ」とアドバイスをもらい、7~8つの転職サイトに登録しました。看護師専門の転職サイトを利用した結果、半月後には入職が決まり、初めから看護師専門の転職サイトを使っておけばよかったと痛感しました。
わたし自身の体験談を踏まえても、自力で転職活動をするのは(特にコロナ禍以降は)無謀な行為だと実感しています。であれば、看護師転職サイトを上手に使って、なるべくメンタルをすり減らさずに転職活動をするのが賢い方法といえるでしょう。
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みちるん
これまでの内容を振り返って、最後に本記事の総括をします。
ゆるく働きたい看護師は自分との落とし所を見つけてゆるっと看護師を続けよう!
これまでの内容を振り返り、以下にまとめとします。
この記事のまとめ
自分との折り合いをつけて、ゆるっと看護師を続けよう!
普段の業務に心を折られそうになり、「もっとゆるく働きたい」と漠然と考えてみても、変化や未知に対する不安で思うように前に進めず、ヤキモキしてしまうのは特別なことではありません。私自身も現在は転職した身ですが、転職するまで「職場の人に迷惑がかかるかも…でもつらい」、「次の職場も同じ感じだったらどうしよう」などなど、不安だらけでした。
不安でがんじがらめになって我慢の限界を超えた私は職場で倒れ、そのまま看護される側になってしまいました。その時初めて気づきました。自分自身が壊れる前に退職しないと余計に職場や仲間に迷惑をかけてしまうと。申し訳ないと思いつつも、それまでいた急性期病棟のある大学病院から慢性期病棟に転職し、何とかこれまで無事に生きてこれました。
大変な職場で耐えられないことは、悪いことではありません。誰が悪いとか…誰かを責める前にまずはゆっくり休みましょう。そして、自分や大切な人と本当にしたいことを実現しつつ、ゆるっと看護師を続けていきましょう。
多くの看護師仲間が利用している転職サイト
※無理なくムダなく職場探しをするためにも3つとも登録しておいて、感触の良かった担当者とやり取りを続けていくのがコツです。
この記事は、私のような経験をされる方を少しでも減らしたくて、心が折れそうなのをなんとか耐えている看護師さんに向けて書きました。自分自身の限界を超えて、心や身体に取り返しのつかない傷を負ってしまう前にゆるく働ける方法を検討してみましょう。
みちるん
自分のためにもあなたの大切な人のためにも、笑顔で心穏やかなあなたを取り戻してくださいね。
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